■ A1 CLUBメンバー 電鍵エピソード
  【A1-Forum(旧)ができる2006年より以前にクラブ内で募集していただいた内容です。投稿順】

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JA2ACR #89

CWをマスターしたのは16才だからもう55年前になる。
逓信省トンツー学校で1年間学んだが、海軍払い下げ
の縦振りキーで反動式だった。そのときキーはただ手首
で打つのものだとおしえられ、ひたすらキーを上下する
練習をした。接点間隔は0.5mmぐらいバネの力も案外
強かった。これで誰でも1日1乃至2時間練習、それ以上
の練習は手首の筋肉によくないという理由で止められた。
60日ぐらいの練習で速度40字〔和文〕ぐらい送信ができ
るになる。HAMの場合はこれで充分すぎるくらいだ。
プロはこれ以上の速度を要求される。そしてたいていの
人が手首が痙攣する、いわゆる「手崩れ」を経験する。
この手崩れを屈服できないで、通信を断念する人が20%
ぐらいはいた。
受信術も符号さえ覚えれば3−40字ぐらいの受信は可能。
それ以上はオーバーラップ受信術を採用する。それは
耳で聞いた符号をすぐ書かずに、1字遅らせて書くことこと。
これでかなり楽に受信できるようになる。
また縦振り電鍵は同じ型番でも微妙に感触が違い、打ちや
すいものと打ち難いものがある。これも電鍵を調整するので
はなく、自分の腕の方で調整するよう先輩からいわれた。
しかし短点トンの連続、とくに5とか4とかHとかの符号は
いまも自信がない。それに反して長点ツーの符号は楽に打てる。
練習のおかげで現在はどんな縦振りでも打てる自信が
できた。まったくバネの力がゼロのもの、棹の長さ30cmでも
4cmでも、あるいは接点間隔が5mm以上あってもOK。
おかげで左手でも右手と同様に打てる。
しかしエレキーはなかなかうまく打てない。いまはコンテスト
ぐらいに使っている。このパドルは左打ち。これは右で鉛筆
をもつクセがあるためだ。パドルは35年前にシャック訪問して
くれたN6MAポールからもらったものを大事に使っている。
              From JA2ACR 久保田
2005/7

JS1DYB(2) #389

私のキー、その後

 再開局からさらに1年経過したあと、私は念願のストレートキ
ーを入手しました。機種はHI-MOUNDのHK-802です。思えば、
私が電鍵に初めて触れたのもHI-MOUNDの縦振り電鍵でした
が、当時の私はなかなか思うように打てず、手崩れを起こしな
がらも試行錯誤しておりました。
 ところがある日、某アマチュア無線屋さんに置いてあったTele
Readerの電信解読器が目に付き、しばらくの間店員さんの目
を盗んではそこに置いてあった縦振り電鍵と電信解読器で遊
んでいたのです。目標はすべての欧文符号が解読器によって
正確に表示されることです。これは今から10年以上昔のことで
すが、秋葉原の某お店では週に一度必ず私のコールサインと
CQの羅列、仮想QSOがCW解読器のモニタに表示され続けま
した。その甲斐があってか、私はしばらくするとなんとか符号ら
しきものを縦振り電鍵で打つことが出来ましたが、やはり字間
の調節が難しかったことを覚えています。今でもまだうまく出来
ませんが、時たま調子がよいとちゃんと打てることがあります。
 縦振り電鍵を触って思ったことは、まず絶対に無理な速度で
打とうとはしないことです。これはかならず手崩れを起こす元に
なります。私もこれで随分悩まされました。また、今でも時たま
無理して見栄を張ると手崩れを起こしてしばらくはまともな符号
が打てなくなってしまいます。ですから、受信の時にQRSと打つ
のを躊躇わないように、自らも無理の無い正確な符号で打つよ
うに心にQRSを念じるほうが良いと思います。
 私のHK-802はまだ購入からまもなく、真鍮色に輝いています。
この電鍵で実際にQSOしたのはたったの一回しかありませんが、
もっとうまくなってこの電鍵に恥じない通信を行えたらと思い、毎
日数分間ずつ練習に励んでいます。

#389 JS1DYB/野田和則
2004/12


JJ1BDX #426

最初に述べておくが,これから始める方は良いエレキーのパドルと,良い外部キー
ヤーを入手することを勧める.ストレートキーは興味が高じてからで良いだろう.
バグキーはお勧めしない.電波で聞いている限り,まともに打てていない人達が
日本に限らず世界中に多すぎる(例外はあるが).規格に準拠した1:3の符号には
味がないとおっしゃる先輩諸兄の意見にも一理あるが,まずは他人が聞いてわか
る符号を叩かないことには意味をなさない.始めに正確な基本を叩き込むことが,
そのあとの発展につながるのはCWに限らず,習い事では皆同じであろう.

1979年,中学1年の時にCWを覚えて電信級の従事者免許を取った時の最初の電鍵
は,ハイモンドのHK-708か何かだったように思う.大理石を使った電鍵は高くて
買えなかった.同様に,エレキーもキーヤーが必要だったのと,当時はストレー
トキーでないと電信にあらずという風潮があったのも理由の一つだろう.叩き方
は圧下式から反動式へという当時の教科書通り練習したような気がするが,なに
しろ速度が遅い (せいぜい10〜15WPM)ので,しっかり叩くことだけを心がけた.
その後HK-1という移動用のスイッチ状の電鍵も買ったが,あまり使うことはなかっ
たように思う.リズムはすべて先輩方の交信を聞いて覚えた.関東での6m CWだっ
たので,伝搬は安定していて,そのせいか私に付き合ってくれた先輩諸兄は皆安
定したキーイングだったように思う.

最初にBencherのパドルに触れたのは1982年知人のシャックでであった.どこと
なく奇異な感じがしたのを覚えている.しかしCWを精力的にやっていたのは
1980年代半ばまでで,20世紀最後の CW QSOは1990年春だったと思う.そのとき
もずっとストレートキーだった.

2002年6月に大阪で無線を再開した時に,まず手に入れたのはパドルだった.最
初はドイツPalm RadioのMini-Paddle,そしてすぐにGHDの光センサーパドル
GD307WSに移行した(写真1).2004年4月現在GD307WSは現役である.ときどきブロ
アーでたまったほこりを払う以外は,特に故障もない.光センサーパドルは電源
が別途必要なのが難点だが,外部キーヤーを使うのであれば電源を共用すればい
いので,そう決めてしまえばあまり苦労はない.光センサーパドルの利点は,メ
カ接点を使わないためその部分は摩滅せず,かつ触ったときの跳ね返り方などの
設定範囲が広いことだ.一方,Mini-Paddleは小型のメカ接点パドルとして重宝
している.

キーヤーは長い間IC-706mkIIGMの内蔵キーヤーとエレクトロデザインのPK-4メモ
リーキーヤーを併用していたが,2004年2月にIdiom PressのLogikey K-3キーヤー
に変えた(写真1).このキーヤーは長短点メモリーのアルゴリズムがいろいろと
選べるが,打っていて楽なのは初期設定(K-3独自)である.また,オートスペー
シング(文字間に最低3短点の間が開くように自動調整すること)を設定すればやっ
てくれるので,JA局に目立つ寸詰まりの取りにくくてリズム感の悪い符号を出さ
なくてすむ.(リグの内蔵キーヤーだとこういう符号になりやすい.) その他ス
ピード調節のノブが大きく操作しやすいなど,良く考えられたキーヤーである.
リグの内蔵キーヤーに疑問を感じる方には,ぜひ外部キーヤーを試してみること
をお勧めしたい.

もっとも,ストレートキーが嫌いになったわけではなく,たまには打つ.再開後
はアメリカンスタイルのキーが欲しかったので,GHDのGT504(写真2)を購入し,
もっぱらストレートキーが必要とされるコンテスト(A1クラブのLet's A1コンテ
ストと,ARRLのStraight Key Night)で活躍している.普段は箱の中に入れてし
まってある.エレキーのように早くは打てない.

ときどきはコンピュータ(キーボード)キーヤーも使うし,コールサインを連打す
る時はメモリーのお世話にもなるが,会話の生々しさはパドルやストレートキー
で直接打つことにはかなわない.簡単なスイッチの操作ではあるが,それで会話
のlook and feelが決まってしまうところが,CWの魅力だろう.


写真1
筆者の運用机に収まっているIdiom Press Logikey K-3キーヤーとGHDのGD307WS.
K-3の左隣はIdiom PressのオーディオフィルタSCAF-1.

写真2
GHD GT504 ストレートキー.年に2回出てくる.たまに初心に返って無線をやり
たい時にも使う.アメリカンスタイルだが,JA1VJQ持丸さんの指南する「反動式」
打鍵法はそのまま通用する.

2004/4/22


JA6HW #570

戦後派ハム第1世代としての「キーの想い出」 
未だ、アマチュア無線が再開される以前1948年14才頃のお話です。
自作のφ−V−1は、まもなく1−V−2に進化して、同調を取り易くする為に、壊れた真空管のベースに巻いたプラグイン・コイルをカット&トライし、スプレッドVCを入れたり出したりしているうちに、14MHz帯のハム・バンドへ偶然に“遭遇”したのが、改めて、この趣味に入るキッカケになり、SWLが始まりました。
占領軍が市民向けに開設したCIE図書館で見た、古いQSTのカットに電鍵を大きくデフォームして描いている漫画を、しばしば見掛けました。
「CWこそが、ハムのシンボル!」と意識下に“摺り込まれ”、CW符号を「トイレの壁」にベタベタ貼り付け“毎日・定時!”に覚えるように心掛けたのです。
家族の全員も毎日見る訳ですから、何時の間にか「トン・ツー」を覚えてしまった、という余談もあります!この手法はお勧めでしょうハィ。
その頃は、未だJARL機関紙であった、1949年6月のCQ誌から購読し、ハムの世界に入りました。
1950年には「アマチュア無線再開の請願書」を、正員・準員を問わずに衆参議院に提出する運動が始まり、私も僅かな小遣いから葉書を投函したのです。

Fig.1
アマチュア無線再開の請願書



(画像クリックで拡大)


この年のことです、熊本・祇園町にあった通信兵上がりのジャンク屋の親父が、帝国海軍・戦艦の通信室で使っていた?と称する電鍵を、これ見よがしに貴重品のように飾っていました。
Mechanical Stopperと通電接点が別れた構造で「ACTION作用」があり、短点が正確に打てると自慢するのです!(Fig.4)
それが欲しくて日参し、六ヶ月分の小遣いを貯めて自分のものにしました。(Fig.1)
以来、自作電鍵も多く作りましたが、この「縦振りキー」だけは接点を磨きながら、SWLから通算すると半世紀以上も大切に使っているのです。(Fig.2)
さて、UY76を使った自作のAF・OSCで練習すること数年、その甲斐があってか、最初の海外との交信K6DV(カリフォルニアのお医者さん)とは、少々の汗をかく程度で済んだ記憶も鮮明です。

Fig.2 Fig.3 Fig.4 Fig.5 下のバッグキーは
JH6OIT氏の作品
Fig.6

(画像クリックで拡大)

2003/12


JS1DYB #389

 私が初めて電鍵に触ったのは高校のクラブのシャックでの話です。そこには2種類のストレート・キーと1種類のエレキーがありました。ストレート・キーはハイモンドのHK-50?、おそらくはHK-505だと思いますが、黒いカバーのついたベーシックなキーです。このキーはもともと顧問の先生の私物であり、この先生からHFのリグを譲ってもらうときにおまけに付けてもらいました。また、もうひとつのストレート・キーは同じくハイモンドのHK-70?です。これも型番を失念してしまいましたが、クラブの備品で大理石ベースだったと記憶しています。
 私は高校生の時に4アマの免許を取り、その後顧問の先生の影響でCWを勉強しました。顧問の先生は2m 和文CWフリークだったからです。しかし、私は結局卒業まで欧文を完全にはマスターせず、3級の免許を取ったのは高校を卒業後でした。また、和文のほうはいまだに覚えておらず、欧文で手一杯の状態です。
 3級(試験を受けたときは電信級だったのに、免許証は3級になっていた)をとってから私はしばらくHK-505で電信をたたいていましたが、肩こりがひどくて手崩れをおこしたりしてとうとうエレキーを購入することに決めました。チョイスしたのは高校にも置いてあったカツミのEK-150でした。私はこれでTS-520、TS-690などのリグに繋いで新宿から超スロースピード且つタッチミスだらけの信号を出していました。地上高45mもあるところから3エレ・フルサイズ八木でばら撒いた拙い信号は、OM方の失笑を買っていたことでしょう。今思うと、ものすごく恥ずかしく思います(残念ながらCWの技術はいまだに上達しません)。
 あれから10年余りQRTしていましたが、つい1年ほど前に一念発起してリグと周辺機器を揃えてHFへ再デビューしました。そのとき買ったのがベンチャーのJA-2です。この柔らかなタッチ・フィーリングは私が今まで触った中で一番しっくりきましたが、ちょっと高価なので購入を躊躇していました。しかし、結局は開局当時から使っていたシルバーイーグルとの見た目の相性でクローム鍍金モデルのチョイスとなりました。
 再開局以来SSB7、FM2、CW1の割合の運用のため、未だにCWが上達せずに困っていますが、それでも少ない時間の中で地道にコツコツとやっていきたいと思います。なお、CWの開局当時に買ったカツミのEK-150はいまだ健在で、IC-910に繋いでV/UHFで電信にでるときのために待機しています(殆どは21MHzの運用ですが)。また、縦振れ電鍵のHK-505はずっと昔にローカルに差し上げてしまったために現在は所持していません。しかし、たまにストレート・キーも使ってみたくなるときがあります。何かお勧めはないでしょうか? (見た目にもこだわるので綺麗な木目と真鍮のものがいいな)

2002/06


JM1AAJ #17

新しい電鍵について
今年7/8に注文をだして、11/14に5台目のKEYを入手しました。
ハイモンド製按下式電鍵HK-908。見ると銘板の名称が"SILENCE KEY"、はじめはびっくりしましたが、SILENT KEYでなくてよかった。
時を選ばずにQSOするには住宅事情が許さないのが悩みの種、これがCWにこだわる1つの理由であり、家族とのマッチングのためにも静かなキーがよいなぁと思っていました。(実際にうちにも受験生もいるのだが…・)
カチカチという金属音はなく、にぶい接点打音であり、動作音は従来のHK-704と比較して、勘で恐縮ですが10デシベルくらいは低いレベルと感じています。
フォルムは真鍮無垢材からの削り出しで、手作り品といってよく、大変ゴージャスな感じがする代物です。
正確できれいな符号を送り出すために大事なキータッチはは柔らかく、台から大きくはみだした、槓杆の長さとワイヤのたわみバネが生み出しているものと思われます。
各所にゴムの緩衝材が使われていて、これが消音効果と柔らかさを保っています。気に入った逸品です。
新しい座右のお供にして、未熟な腕を磨いていきたいと思っています。
納期はメーカーにはっぱをかけても、4ヶ月を覚悟することが必要です。


JA1AZS #22

私とキーの付合い
開局のころは、スポット割当の時代が終わりVFOによるバンド運用が認められ、落成検査に検査官がヘテロダイン周測計を持参来宅し、バンドエッジを確認、合格通知を出していた時代で、JA1やJA3管内では2文字コールは既になく、3文字となっていたが、その他地域では、その後10年近く2文字のコールが割り当てられていた。
この時代、キーなどは陸海軍か米軍の放出品以外は手に入りません.それも、東京近辺の人でないと、なかなか大変で、わたしは、807を6Y6でクランプ管変調でA3を運用A1は、これを断続してました。初めは、帝国陸軍94式3号乙小型無線機用の小型電鍵が長い間の伴侶でした.その後2ndが生まれ、そして玩具代わりに、このキーを馬として引まわしている内に無残な姿となり、何時の間にか、我がシャックより姿を消してしまいました.電鍵の台には鉛が詰まって居り大変FBでした。次ぎに現れたのが、米軍のJ43なる電鍵で、エレキーの国産品が発売される昭和36年頃まで愛用し、今では埃を被ってはいるが、わが手送り縦振れの最後のものになりました.その後は、専らエレキーとの付き合いでした.
 エレキーも最初は長短点のスピードをCR時定数回路で切り替えるアナログ方式でカツミのEK−3S、次ぎは同じカツミのスクイズキーでEK−150、これは、ICを使用した本格的なデジタル方式で、なんとも便利なキーで、これらは、いずれもパドル一体型でした。その後は、専ら手製のキーヤーにハイモンドのマニピレーターを繋いでいましたが、このマニピレーターやキーヤに飽きが来てベンチャーのメモリキーヤーに替えそのパドルもベンチャー製とバイブロフレックス製にして、現在も運用しています.
 リグにキーヤーが組み込まれて来る今では、スッカリ、キーヤーは不要となりジャンクボックス行きですが、今でもTS940SLにはベンチャーのメモリーキーヤが繋がりぱなし、同じベンチャーのパドルとバイブロフレックスのパドルが繋がっています.フィストが次第に硬くなりストレートキーでは手崩れがして使い物にはなりません.
今日まで,CWを楽しんでこられたのもキーヤーのおかげで、また、老眼鏡の下で、唯一自作できる物として存在したきーやーでしたが、今は、皆メーカー製となってしまっています。昔は、信号を聞きながら、誰が出ているか判るほど特徴のあるCWバンドでしたが、今では、長短比など良く揃った優等生的CWで、その様変わりの凄さには驚かされます.また、最近はアマ無線人口の激減が伝えられますが、中でも特にCW人口は減少の一途なのでしょうか,W/Kノビスバンドもすっかり寂しくなりましたね.
 ハイバンドを中心にCWを叩いています。是非皆様聞こえていましたら、年寄りのお相手をお願い致します.


JA4QQJ/1 #6

私はエレキーを左手で使っています。 親指で長点、人差し指で短点を打ちます。 これですと右手で打っている方のマニュピレータがほとんど使えますし、右手にペンを持ったままで、送信できてFBです。 これからエレキーをと思われる方はぜひそうしてみて下さい。
和文は忘れてしまいましたのでCWはほとんど「UR 599 QSL」の世界です。 電話での馬鹿ていねいな言葉使いをされるのがいやで、CWの交信が増えました。 それにパイルアップになっていても電話のように弱肉強食でない為にそれほどまたされずに順番がまわってきますネ。 そんな事はクラブに入られた方はすでに御存じでしたHi Hi。
私はTS-850のエレキーで送信していますが、スピードの可変がボリウムの少しの角度で急に変わる点があり、QSO中に送信速度を変えるのには苦労しています。


JJ1JPE #23

中学2年の時、電信級に合格したお祝いにハイモンドの大理石台の縦ぶれを買ってもらいました。でもやはり縦ぶれは疲れますし、櫛とマイクロスイッチでエレキーを自作して使ってました。

その後高校に入学してからバイトしてベンチャーパドル(クロム当時1万5千円)を買いましたが、これを今でも現役で愛用しています。20年経った今でもピカピカに光っており、多分これから一生涯使い続けると思っています。

現在使っている無線機にはエレキーが内臓されておりますが、この機能は使わず、もっぱらタスコのCW620で、コンテストにはメモリー、高速和文では自動受信と使い込んでいます。
最近はコンテストで自動送信を使う人が多いですが、私はエレキーの手打ちでやっています。全て機械で送受信してたらパソ通のチャットと同じですもんね。

先日、モービル専用にカツミのパドルを購入しました。安い割になかなかタッチも良く(ベンチャーには及ばないが、)気に入って使っています。ただ車の中で置く場所に困ってまして、CM電信愛好家の方はどのようにされてますか?まぁ運転しながら交信する気はないのでQRVするときだけ使えれば良いんですけどね。HI


JM1LRA #25

みなさん、こんにちは。JM1LRA/新井(春日部市)です。
自慢できる電鍵は持っていないし、曰く付きの電鍵もないと思っています。
そんなわけで、過去の自分のKEYを思い出して見ようと思います。

私が一番最初のQSOに用いたKEYは、ベビー電鍵(という名前かな?)です。
自己紹介でも書きましたが、長点が短いと言われたものです。
使い勝手のことは言うまでもなく、あまり誉められたものではありません。
何しろ左手で台を押えてないと符号が打てませんでしたから。
でも、50MHzのCWでしたから、のんびりとしていて充分でした。
今はどこかに行ってしまいました。

7MHzにもCWデビューするとそうは言ってられなくなり、カツミ電機のエレキーをローカルから安く譲ってもらい、しばらく使っていまし
た。でかかったなぁ。今考えると。。。
今どこに行ったのでしょうか。手元にはありません。

エレキーとどっちが先か忘れましたが、縦振電鍵でHK−709を購入しました。
いつ、なんで買ったかは覚ええいないんですが、手元にあります。
おそらく就職後ほとんどQRT状態のときに
たまにはCWに出てみようかという気まぐれから購入したのだと思います。
当然、使用実績はあまりありません。
だから、縦振はへたです。

現在は、ベンチャーのKEYを使っています。
(ホントはピカピカのがほしかったんですが、黒いやつです)
学生時代、先輩が持っていたやつをずっと使っていて、使い勝手がよかったんで購入しました。
エレキー自体は、自作品で見栄えは電鍵と釣り合いませんが、なかなか自分では気に入っています。
現在、左手操作とメモリCQでラクしています。


JG2EHE #13

1985年ある月、CWを始めるにあたってOMさんよりハイモンドのたてぶれ(高級品で後ろ接点型)を見させていただき、そのソフトなタッチが何とも言いようのないマロヤカナ叩き具合で、その時「後ろ接点」だ!と思い、スエーデン製のキーを初めて購入しました(品番等不明)。木製台に真鍮製の作動部でした、価格は15kだったか今は忘れてしまいました、輸入に何ヶ月もかかりまして、思いでの一品で今は友達の所です。
それから、二ヶ月程たってスピードの限界を感じまして、エレキーに転職?
エレキーも何も分らず JJ1JPE 局と同じベンチャーのパドルでクロームを購入しました(ゴールドを買うお金が無かった)。それも、輸入に数ヶ月かかりました、やはり15k程でした。今のタイプと違って、バネの強さを調整する機構はついていません、使いやすさはソフトでマロヤカ最高です。他のメーカーでは出せない味です、そのタッチに惚れちゃって今も現役で活躍しています、でも私のはサビまくって二回ほど再メッキしてます・・・。接点は紙で磨いて手入れをしてますが、なにせパドルレバーの間隔、接点の間隔が狭いもんで時々自動送信して恥をカイテマス!。
JA4QQJ/1局と同じく左打ちですが、私は親指短点、人差し指長点です。人間は左右対称に動きますから、私は右でもある程度打てます、時々7MHzで遊んでます、皆さんお試しください、でも右打の方が左打ちはちょっと大変かも?。また、左打ちはモービル運用にはFB?ですセンターコンソール(チェンジの所)にパドルを置けますから悩む事無い?かも。
で!引き続きパドル集ですが、趣味で持っているのは G4ZPY のミニパドルです、下が磁石で金属に強力に張り付きます。タッチはベンチャーに似ていますがミニですから指の大きい方には不利かも、バイブロのバグキーはお遊び用に購入、親指短点で右打、さっきのエレキーが役だってます、ふざけた?楽しい符号で気分は暗号?
とにかくうるさい音ですが使いやすいです(符号に酔ってしまいそう)。バイブロのパドル(三角形の)は磁石で動かしますのでイマイチ不安です、モービルでつかっていましたが夏の気温の上がる時は、接点付近が熱で延びて間隔がずれます、ゆるゆるにしておかないと。あとは、ハイモンドのHK−708で遊んでます、すぐ肩こりですわ!最後に、中国製を使いましたが(縦ぶれ)調整機能に安定度不安です、カッコウはFBですが。
おまけ:遊びに行く時は、変換ケーブルを持っていこう! 自分のパドルでもリグにつないだら右左逆だったりしてね!
おまけ2:私のお友達JR2KYGのホームページにいってみよう!なにかFBなパドルみれるかもね!。
                 http://member.nifty.ne.jp/jr2kyg
アドレス合っていると思うけどNGの時私のHPから行って下さい。
url http://www.sala.or.jp/cgi-bin/bbs/~jg2ehe/tosanbbs


JF1NHD/4 #21

私が使っているキーは、ロンドン滞在中に、London Amateur Radio and Computer Showで購入した、ケント社のシングルレバー パドルです。

ケント社のブースは非常に地味でこじんまりとしており、二人位しか働いていなかったので、多分、社長と奥さんがみずから売りに来ていたのだと思います。

また、同会場ではG4ZPY キー社も出展し、立派な髭を生やしたG4ZPY社長が得意げに宣伝していました。

本当はZPYキーの方が気に入ったのですが、ケント社製に比べ、値段が大分高かったため、結局ケント社製のキットを選びました。

これといって特徴はないのですが、安価な割にはシブさがあるのではないでしょうか。
現在は、IC 706内蔵エレキーのパドルとして使っています。運転席と助手席の間の木箱の上に固定せず置いていますので、ハンドルを切るたびごろごろと動きキズだらけになりそうです。


JP2LVT #19

現在 使用しているKEYは”タテフリ”型です。
1993年 秋頃に使い始めました。
ローカルのOM局に28MHzでFMとSSBとCWを切り替えて訓練相手になっていただき、「実戦」の7MHzで1st QSOしたときはRSTをコピーするのが精一杯で、QTH、OPは「?」のままだったのを覚えています。(今はそんな事はありませんが・・hi)
話が前後しましたが、KEYの型番はHi−MOUND社の「HK−709」です。
HF帯リグのほうは開局以来3台めで、1台めは調子が悪くなって、今は手元にありません。モービルと固定用にセッティングして楽しんでおります。
それに比べて、KEYのほうはリグの1/20以下の価格にも関わらず、今も十分機能は失われていないもので、長持ちするんですね。


JO1TSH #9

私が若い頃自衛隊に勤務していたことは、クラブニュース2号でお知らせしました。今日は、その頃のお話をしたいと思います。
私は20歳過ぎに入隊しましたが、部内は種々の職種に分かれています、私は電機関係に関心がありましたので通信を希望しその教育を受けました。内容は各種無線機の取り扱い操作、論理等がありましたが重要な科目の一つに通信修技、即ち現在の電信がありました。教育は、40名程が1クラスとなり、2人用の長机に台座が木製で木ネジによって固定された電鍵がついていました。
教育は3ヶ月程で和文55字/分が目標です、殆ど毎日授業があり、また、朝・夜の余暇には印字機による受信練習をしました。
教育が終わり第一線部隊に配属されて目にした物は、無線機の構成品としてついている電鍵です、それは大腿部に装着するようになった金属の円形バンドに付いた薄っぺらい電鍵でした。普段は机と椅子があり打鍵の練習を行いますが、実動部隊は山野を駆けめぐります、HAMの移動局と似ていますが机も椅子もありません、その為に電鍵を大腿部に装着して打鍵するわけですが、これがまた非常に打ちにくい代物で自然と圧下式になります。
退官して随分と月日がながれましたが、多分現在も同様の電鍵を使用しているものと思います、皆さん百聞は一見にしかず機会がありましたら近くの駐屯地を訪ねて見せて頂いてください。私の経てきた道において、あんな打ちにくい電鍵は他に無いのではないかと思っております、拙文をお読みいただきありがとうございました。