モールス通信資料室

ここでは、モールス(CW)とは何かということから、CWに関する初心者のための基本的な情報を集めました。
モールス通信に少しでも興味を持っていただければと思います。

-CONTENTS-
モールス符号
モールス符号表
電信、CW、A1Aモード
アマチュア無線とモールス
モールス符号の覚え方
モールス符号の学習
Q符号
CW略符号
RSTレポート
ラバースタンプQSO例
実際の交信を聞いてみよう
受信練習用mp3
電鍵・パドルの選び方
送信の基本
必要な資格
電気通信術
電信デビュー
A1 クラブ

モールス符号 (Morse Code)

モールス符号は1832年アメリカの画家サミュエル・F・B.モールスによって考案されたといわれています。
短点(ドット)と長点(ダッシュ)の組み合わせでアルファベット、数字、記号等を表現する現在国際的に共通に使用されている欧文モールス符号は1851年に制定されました。
欧文モールス符号は文章中に使われる頻度の高い文字から順番に短い符号を対応させてあります。(使用頻度の高い E が  、T が - など)
日本では明治時代に欧文モールスにならって日本語(和文)モールス符号が考案されました。和文モールスは欧文モールスのほぼABC順に和文のイロハを対応させたもので、使用頻度による考慮はされていません。


短点と長点の比率は1:3です。
一符号をつくる短点または長点の間隔は1短点分、二符号の間隔は3短点(=1長点)分、二語の間隔は7短点分と、決まっています。
つまり、規則正しい符号の長短のON/OFF組み合わせだけで、文字をあらわすことができる、まさにデジタル方式の元祖ともいえるものです。
以下に「CQ DX」を例にONとOFFの比率を説明します。
       C          Q               D         X


モールス符号表 (Morse Code Table)

【注意】馴染み安くする為に短点と長点を点と線で表していますが、この表はあくまでもモールス符号がどんなものかを示すもので、モールス符号を覚えようという方は、この点と線のイメージで覚えるのはお勧めできません。モールス符号を覚えたい方は音のパターンとして覚えるようにします>>モールス符号の覚え方の項目をご覧下さい。
欧文文字

数字(欧文・和文共通)

欧文記号

電信、CW、A1Aモード (Radio Telegraphy, CW, A1A mode)

モールス符号を使って通信をすることを、一般に「電信」といいます。
モールス符号を電気信号に変換して、無線で通信する場合の電波の形式をCW (Continuous Wave あるいはCutting Waveの略)といいます。
また、電波法上ではA1A(主搬送波は振幅変調の両側波帯、副搬送波を使用しないデジタル信号の単一チャンネルの聴覚受信による電信)と定義されています。
【注】CW≠A1A。 CWはモールス符号を使った通信の総称です。電話(AM、FM変調)に音声断続信号でCW送信する場合は(A2A、F2Aであり)A1Aモードではありません。アマチュア無線では、もっぱらA1Aモードが電信、CWとして多くの愛好家によって楽しまれています。

アマチュア無線とモールス (Morse in Amateur Radio)

通信技術の進歩によって、デジタル技術による確実な通信手段が確立された今、モールス通信はプロの世界から消え去ろうとしています。
しかし、モールスはアマチュア無線の世界では健在です。
モールスは人間がその五感を駆使することで解読できる唯一のデジタル通信といえます。さらに無線という媒体を使う事で雑音(QRN)、混信(QRM)、フェーディング(QSB)といった不安定な要素が加わり、機械によるデジタル信号処理ではまねのできない、まさに人間だけができる通信の世界がそこにはあります。そこが、アマチュア無線でモールスが健在であり続ける理由でもあるでしょう。
また、通信技能の上達を身をもって感じる事ができる充実感、電話モードに比べて小規模な設備で世界中と通信が可能なこと、送信設備も簡単で済み、CW専用の無線機なら自作でメーカー製にまけないものが実現可能なこと、通信効率の悪さを補うため通信内容を簡潔に伝える事が必要であり、特に欧文QSOでは簡潔で意味の濃い英文のやりとりをする満足感、コンテストや移動運用で多くの交信(QSO)を短時間でさばく小気味よさ、などなど・・・「電話ごっこ」と揶揄されることもあるアマチュア無線ですが、「モールス」というもう一つの言葉を手に入れることで、何倍も何十倍も楽しく知的な世界が開けることうけあいです。
そして、アマチュア無線を一生の趣味として見直す事ができるでしょう。
さあ、あなたもモールスを覚えませんか?

【資料(パワーポイント)】 なぜCWなのか? 10の理由

モールス符号の覚え方 (How to learn the Morse Code?)

モールス符号の覚え方には音感法や合調法がありますが、「音のパターン」として覚える音感法を第一候補としてお薦めします.

最初はモールス符号を単語帳(短冊)に1つずつ表に点と線で裏に文字で書いて覚えてもよいですが,点と線の組み合わせのイメージで記憶してしまうと、符号を聞くたびにそれを頭の中で一旦イメージ化して点と線の数を分析してから、文字を特定すると言う余計なステップが介入してしまうため、受信スピードが上がらなくなる原因になります。 従って,早めに点と線のイメージを忘れ,「音のパターン」として認識する練習をしたほうがベターです. 「音のパターン」として認識すると言うのは、短点を「ト」、長点を「ツー」とすれば、「トツー」と聞こえたら瞬間的に「A」と反応するようになるまで繰り返し聞いて憶えるということです。それが所謂 音感法という練習方法です.

モールスにリズムをつけて音楽にした例がこれです、とにかく聞いてみてください→モールスミュージック(Youtube)

htmlで記述したMidi音声による音感法学習プログラムとパワーポイントによる練習資料を準備しましたのでご活用ください。(次項)

従来の練習法は5WPM(毎分25文字)からはじめるものが多く、聞く者が無意識に符号の短点と長点を数えながら覚えてしまい音のリズムとして習得するための弊害となっていることがわかりました。ここに収録している学習教材の練習速度は符号をリズム感で覚えるために、最初から約13WPM(毎分約65文字)にしてあります。

欧文モールスの場合,符号を音のリズムで聞き取ることに慣れたら、次は単語を、さらにフレーズまでも音のリズムとして脳みそに刷り込まれるまでになるのが最終目標と考えましょう。 モールスを音のリズムとしてものにすることの重要性とノウハウについてはN0HFFの著書Art & Skill of Radio Telegraphyに詳しく述べられています。A1クラブの有志が邦題『無線電信の巧みと技』として抄訳していますので是非一度ご覧ください。

前述で紹介した「音感法」になかなか馴染めず時間がかかり途中でモールス学習を諦める方がいます.そういう方のために「新・合調法」をご紹介します.この方法は短期間に符号を記憶でき通常の欧文交信にも実用になりますが,符号1つ1つに意味を持たせる為,受信速度がなかなか上がらない,和文への移行に弊害があるなどマイナス面もあります.詳細はこちらの資料(ワード)を参照ください.

モールス符号の学習 (Morse Code Lesson)

欧文モールス学習プログラム(html) リズムでモールス符号をマスターするhtml版MIDI音声によるモールス符号学習プログラムです。

欧文モールス練習(PowerPoint) AからZまでと数字0から9までを一通り練習できるパワーポイントの教材です(表示にはパワーポイントまたはビューアーが必要です)

和文モールス練習(html) 和文モールス符号のMidi音声による練習教材です

Q符号 (Q Code)

モールス通信ではQで始まる3文字の略号を使い、効率よくかつ言語の違いをこえて意志の疎通が出来ます。
<赤文字はアマチュアがつかう場合の意味>
略号 問い 答え、または通知
QRA 貴局名は、何ですか。 当局名は、・・・です。
QRG こちらの正確な周波数(または・・・の正確な
周波数)を示してくれませんか。
そちらの正確な周波数(または・・・の正確な
周波数)は、・・・KHz(またはMHz)です。
QRH こちらの周波数は変化しますか。 そちらの周波数は変化します。
QRI こちらの発射の音調はどうですか。 そちらの発射の音調は、
1(良い)、 2(変化)、 3( 悪い)です。
QRK こちらの信号(または・・・の信号)の明りょう
度はどうですか。
そちらの信号(または・・・の信号)の明りょう度は、
1(悪い) 〜 5(非常に良い) です。
QRL そちらは、通信中ですか。


この周波数は使用中ですか?
こちらは通信中です(または、こちらは・・・と通信中です)妨害しないでください。

使用してます。
QRM こちらの伝送は、混信を受けていますか。 そちらの伝送は、混信を
1(受けていません) 〜 5(非常に強く受けています)
QRN そちらは、ノ空電(雑音)に妨げられますか。 こちらは、空電(雑音)を
1(受けていません)〜5(非常に強く受けています)
QRNN 人工雑音が酷いです。I GOT HVY QRNN FRM LOCAL FACILITY
QRO こちらは、送信機の電力を増加しましょうか。 送信機の電力を増加してください。
QRP こちらは、送信機の電力を減少しましょうか。 送信機の電力を減少してください。
QRQ こちらは、もっと速く送信しましょうか。 もっと速く送信してください(1分間に・・・語)。
QRS こちらは、もっと遅く送信しましょうか。 もっと遅く送信してください(1分間に・・・語)。
QRT こちらは、送信を中止しましょうか。 送信を中止してください。
QRU そちらは、こちらへ伝送するものがありますか。 こちらは、そちらへ伝送するものがありません。
QRV そちらは、用意が出来ましたか。 こちらは、用意が出来ました。
QRW こちらは、・・・に、そちらが・・・KHz(またはMHz)
で彼を呼んでいる事を通知しましょうか。
・・・に、こちらが・・・KHz(またはMHz)
で彼を呼んでいる事を通知してください。
QRX そちらは、何時に再びこちらを呼びますか。 こちらは、・・・時に[KHz(またはMHz)]で再びそちらを呼びます。
QRY こちらの順位は何番ですか。(通信連絡に関して) こちらの順位は・・・番です。(通信連絡に関して)
QRZ 誰かこちらを呼んでいますか。 そちらは・・・から[KHz(またはMHz)]で呼ばれています。
QSA こちらの信号(または・・・(名称または呼出符号)の信号)の強さはどうですか。 そちらの信号(または・・・(名称または呼出符号)の信号)の強さは、
1(ほとんど感じません) 〜 5(非常に強いです)
QSB こちらの信号には、フェーディングがありますか。 そちらの信号には、フェーディングがあります。
QSD こちらの信号は切れますか。 そちらの信号は切れます。
貴局のキーイング悪し。
QSG こちらは電報を一度に・・・通送信しましょうか。 電報は一度に・・・通送信してください。
QSK そちらは、そちらの信号の間にこちらを聞く事が出来ますか。出来るとすればそちらの伝送を中断してもよろしいか。 こちらは、こちらの信号の間にそちらを聞く事が出来ます。こちらの伝送を中断してもよろしい。
QSL そちらは受信証を送る事が出来ますか。

こちらは受信証を送ります。

交信証 又はそちらの送信内容完全に了解の意(コンテストで多用)。
QSM こちらは、そちらに送信した最後の電報(または以前の電報)を反復しましょうか。 そちらが、こちらに送信した最後の電報(または第・・・号電報)を反復してください。
QSN そちらは、こちら(または・・・)を・・・KHz(またはMHz)で聞きましたか。 こちらは、そちら(または・・・)を・・・KHz(またはMHz)で聞きました。
QSO そちらは、・・・と直接(または中継で)通信する事が出来ますか。 こちらは、・・・と直接(または・・・の中継で)通信する事が出来ます。
QSP そちらは、無料で・・・へ中継してくれませんか。 こちらは、無料で・・・へ中継しましょう。
QSU こちらは、この周波数(または・・・)で送信または応答しましょうか。 その周波数(または・・・)で送信または応答してください。
QSV こちらは、この周波数(または・・・)でVの連続送信をしましょうか。 この周波数(または・・・)でVの連続送信をしてください。
QSW そちらは、この周波数(または・・・)で(種別・・・の発射で)送信してくれませんか。 こちらは、この周波数(または・・・)で(種別・・・の発射で)送信しましょう。
QSX そちらは、・・・KHz(MHz)で聴取してくれませんか。 こちらは、・・・KHz(MHz)で聴取しています。
QSY こちらは、他の周波数で伝送しましょうか。 他の周波数(または・・・KHz(MHZ)に変更して伝送してください。
QSZ こちらは、各語または各集合を2回以上送信しましょうか。 各語または各集合を2回(または・・・回)送信してください。
QTA こちらは、第・・・号電報を取り消しましょうか。 第・・・号電報を取り消してください。
QTC そちらには、送信する電報が何通ありますか。 こちらには、そちらへの(または・・・への)電報が・・・通あります。
QTH 緯度および経度で示す(または他の表示による)そちらの位置は何ですか。 こちらの位置は、緯度・・・、経度・・・(または他の表示による)です。
QTR 正確な時刻は、何時ですか。 正確な時刻は、・・・時です。

ちょっと変わったところでこんなQ符号もあります。
QBT 短点がぬける
QCM 障害(妨害)の原因
QIF ・・・局は今・・・kHzを使っている
QLF LF=Left Footつまり左足で打った方がまし=ヘボオペ
QLZ Operator too lazy=なまけものオペ
QOD 使用言語。 QOD1は英語(欧文)、QOD6は日本語(和文)。
「和文OKですか?」は「QOD6 OK?」となります。
但し、アマチュアでは「和文電信」そのものを「ホレ−・・−−−」
で表現する習慣がありますので。「ホレOK?」の方が一般的です。
以上はアマチュアでの使用の場合を中心にした紹介ですが、Q符号のもっと詳しい資料がこちらにありますので興味のある方はどうぞ
→ Q符号のページ
  日本語 http://www1.nisiq.net/%7Ecpulot/Qcode.htm (インターネットリンク)
  英語  http://www.kloth.net/radio/qcodes.php (インターネットリンク)

QN符号
ARRLではCW NETによる通信訓練が奨励されており、全米に多くののCW NETがあります。
CW NETでは規則正しい電文の取り扱いを訓練するために、QNからはじまるQNコードを活用しています。
QNコードの詳細はARRLのWeb (インターネットリンク)を参照ください。

Z符号
Zコードと呼ばれる、Zから始まる3文字の略号で、もともとはCable&Wireless社が業務通信用途に設定したものですが、NATO軍などで軍通信用途にも設定されたそうです。ZコードについてはこちらのWeb (インターネットリンク) を参照ください。

CW略符号 (CW Abbreviations)

CWによる交信の際によく使う略符号を紹介します。 略符号をうまく使いこなして、効率のよい通信を行います。
(下線のついた略号は、続けて送信することを意味します)
<印刷用エクセルファイル>

RSTレポート (RST Report)

電話モードではRSレポートですが、CWではTが加わり、RSTレポートとなります。
SはリグのSメータを読んで送る場合がありますが、RSTレポートは受信者の主観による部分が高く、コンテストや移動運用、DXサービスなどでは形式的に599しか送らないケースも見受けられます。しかし、通常の交信では下記の指針を参照して、正確なRSTレポートを送るようレポートの数字の意味をよく理解しておきましょう。

R: Readability 了解度、1〜5段階
S: Signal Strength 信号強度、1〜9段階 
T: Tone 音調、1〜9段階


 R 了解度

信号強度が強くても、混信やノイズで了解度が悪い場合などはR2〜4を使い受信が難しいことを相手に伝える。

 1 了解できない
 2 かろうじて了解できる
 3 かなり困難だが了解できる
 4 事実上困難なく了解できる
 5 完全に了解できる

S 信号強度

コンテストではRSTレポートが形式化してしまい常にRST599(省略形5NNまたはENN)を送る傾向があるが通常の交信では正確なレポートを交換したい。

 1 微弱でかろうじて受信できる信号
 2 大変弱い信号
 3 弱い信号
 4 弱いが受信容易な信号
 5 かなり適度な強さの信号
 6 適度な強さの信号
 7 かなり強い信号
 8 強い信号
 9 非常に強い信号

T 音調 モービルや移動運用でバッテリーが弱っている場合なども音調が悪くなるケースがあるので音調レポートで9以外をもらったら設備のチェックをしましょう。
1 きわめて粗い音調
2 たいへん粗い交流音で、音楽の感じは少しもしない音調
3 粗くて低い調子の交流音で、いくぶん音楽に近い音調
4 いくらか粗い交流音で、かなり音楽に近い音調
5 音楽的に変調された音色
6 変調された音、少しビューッという音を伴っている
7 直流に近い音で、少しリプルが残っている
8 良い直流音で、ほんのわずかリプルが感じられる
9 完全な直流

ラバースタンプQSO (Rubber-Stamp QSO)

(毎分65字相当の速さのmp3音声付き)
3アマ以上の資格を取得したけれど、どうやってCWで交信したらいいのか要領がわからないという人が意外に多いようです。もちろん、思ったことを自由に表現して電信でラグチューができるようになるには、練習、経験を積む必要が有ります。だからといって、CWの世界に踏み込むことを躊躇しないでほしいと思います。 最初は、下記に示す例のようなお決まりのQSOスタイル(いわゆる、ラバースタンプQSO)でよいと思います。 慣れてくれば、すこしづつバリエーションを加えていけばいいのです。

(例:[横浜のJA1QRP]がCQを出して、[福島のJA7QRS]が応答)

送信電文

意味

A @

CQ CQ CQ DE JA1QRP [3回] PSE K

CQ CQ CQこちらはJA1QRP どうぞ

B @

JA1QRP [3回以下] DE JA7QRS [3回以下]  K 

JA1QRP こちらは JA7QRS どうぞ

 

A A

JA7QRS [1回] DE JA1QRP [1回] GM (GA, GE) DR OM TNX FER UR CALL BT UR RST 599 (5**) ES QTH YOKOHAMA YOKOHAMA CITY ES NAME TARO TARO HW? JA7QRS  DE JA1QRP  KN 

JA7QRS こちらは JA1QRPです おはようございます(こんにちは、こんばんは)OMさん コールありがとうございます=貴局のRSTは599 (5**)でQTHは横浜市で名前はTAROです コピーできましたか? JA7QRS こちらは JA1QRP どうぞ

 

B A

R JA1QRP DE JA7QRS GM DR TARO SAN TKS FB REPT FM YOKOHAMA CITY BT UR RST 599 (5**) ES QTH FUKUSHIMA FUKUSHIMA CITY ES NAME JIRO JIRO  HW? JA1QRP DE JA7QRS KN

了解 JA1QRP こちらは JA7QRSです おはようございますTAROさん 横浜市からFBなレポートありがとうございます 貴局のRSTは599 (5**)で QTHは福島市、名前はJIROです いかがですか? JA1QRP こちらは JA7QRS ですどうぞ

 

A B

R JA7QRS DE JA1QRP BT DR JIRO SAN TNX FB REPT FM FUKUSHIMA CITY, WX HR IS FINE ES TEMP ABT 35C VY HOT  BT PSE QSL VIA JARL OK? JA7QRS DE JA1QRP KN

了解 JA7QRSこちらはJA1QRP = JIROさん福島市からFBなレポートありがとうございます、こちらのお天気は晴れで気温は約30度Cでとても暑いです = QSLカードはJARL経由で交換いただけますか? JA7QRSこちらはJA1QRPどうぞ

 

B B

R JA1QRP DE JA7QRS ALL OK TARO SAN, WX HR RAINY ES WINDY, MY QSL SURE VIA JARL HW?  JA1QRP DE JA7QRS KN

 

了解JA1QRPこちらはJA7QRS すべてオーケーです TAROさん、こちらの天気は雨で風が強いです、QSLカードは間違いなくJARL経由でお送りしますJA1QRPこちらはJA7QRSどうぞ

A C

R (JA7QRS) DE JA1QRP TNX FB 1ST QSO, HPE CU AGN DR JIRO SAN 73 JA7QRS DE JA1QRP TU VA

 

了解 こちらはJA1QRP です FBなファーストQSOありがとうございました、JIROさんまたお会いしましょう 73 JA7QRSこちらはJA1QRP ありがとう さようなら

B C

(JA1QRP) DE JA7QRS TNX FB QSO ES HVE A NICE DAY TARO SAN 73 AR JA1QRP DE JA7QRS TU VA E E

 

(JA1QRP) こちらはJA7QRSです FBなQSOありがとう よい一日をお過ごし下さいTAROさん73 JA1QRPこちらはJA7QRSでした ありがとうさようなら

手順AC、BCで相手のコールを省略していますが、「相手のコール DE 自分のコール」 が基本です。基本を知った上で省略する場合があります。
手順BCで AR を送信を終える(ファイナルを送る)意味をこめてで挿入していますが、ARは交信に入る前のCQ呼び出しの際に使用するとする解釈もあります。その他、厳密に見ると注文がつく場合がありますが、アマチュアの交信でそこまで気にする必要はありません。気にしない気にしない。

コールサイン、
QTHNAMEのところを自分用に変更して、送信練習を十分やっておきましょう。
最初のQSOでは相手のコールサイン、RSTNAMEQTH、を間違いなくコピーすることに集中しましょう。
それだけコピーできれば、送信は準備したラバースタンプ原稿を一方的に打つだけでQSOは成立です。
ラバースタンプで何十局か交信すれば、慣れてくるので、リグやアンテナの話題などから少しずつバリエーションを付けていけば飽きないでしょう。
 
【目次へ】

実際の交信を聞いてみよう (Watch real CW QSOs)

モールス符号を一通り覚えたら、実際の交信を聞いてみましょう。いわゆるSWL(Short Wave Listening)です。
例えば一日中にぎやかな7MHzのCWバンド(7.000MHz--7.030MHz)を聞いてみてください。日が昇ってから夕方までは国内同士の交信が良く聞こえます、夕方から翌朝はDXの信号がよく聞こえます。必要な機材:SSB/CWモードが受信できるHF受信機またはトランシーバー、アンテナ(数メートル程度の銅線だけでも7メガの国内交信は十分聞こえます)
7MHz CW Band内の様子(注:あくまでも最近の傾向を示す例)
7000-7010KHz 7010-7030KHz
日中  7003前後 
QRP通信
 7007前後 
国内移動
 7010-7020 
国内和文
 7020-7030 
国内欧文
夜間 7000-7010
DX
7010-7030
DX & 国内遠距離

7MHzバンドは30KHzしかCW専用バンドがありませんので週末は結構混雑しています。特にSSB用のIFフィルター(帯域幅2.4KHz at -6dB程度)で受信をしていると一度に数局の信号が聞こえることがあります。コンテストの時などはもっと厳しい混信となります。そこでほしくなるのがCW専用のIFフィルター所謂「CWフィルター」です、帯域幅は500Hzや250Hzの帯域のものが一般的です。これらはクリスタルフィルターとも呼ばれ水晶素子でできているためかなり高価なもので500Hz,250HzのフィルターをIFの第一段と第二段に入れたりすると大変高くつくのが玉に瑕です。最近はIF DSPを採用しIF帯域がデジタル的に無段階に50Hz程度の超狭帯域の設定までできるリグも出てきました。

←CWフィルターの効果がわかる受信音声ファイルをお聞きください
  (最初2.4KHzで受信、「ピッ」という音のあとは500Hzのフィルターが入った状態、さらに途中250Hzに切り替えたり、ノッチフィルターを入れたりしています(バックノイズが少なくなっているところに注目)、最後は再び2.4KHzに切り替えています)

SWLの間に身につけておきたいこと、
1)基本的なQSOの手順
2)CWバンドの様子(昼間と夜間の入感局の違いなど)とバンド内の棲み分け
3)リグのCWモードにおける機能(受信フィルターの設定、ピッチの設定、等)
3)自分の受信ピッチに慣れる(実際に交信する際に相手の周波数に瞬時に合わせる必要があるので)

受信練習用 mp3 (Practice mp3 files)

毎日少しの時間でもよいのでとにかく継続して受信練習をしましょう。練習用のmp3ファイル集です。

アメリカのアマチュア無線連盟ARRLのWebサイトにW1AWのモールスコード受信練習用mp3ファイルが公開されています。各種スピードのファイルが月1〜2回のペースで更新されており、過去のデータもダウンロードできますので、是非利用しましょう。

電鍵・パドルの選び方 (How to select Keys and Paddles?)

送信するための道具、CWマンのシンボルともいうべき、電鍵・パドルを準備しましょう。 メーカーは少ないですが電鍵・パドルにはまだまだ色んな種類があってどれにすべきか迷ってしまいますね。TPOに合わせた電鍵・パドルの選び方を紹介します。
【電鍵パドルの選び方】

送信の基本 (Sending Morse Code)

モールス符号を一通り覚えたら、SWLで受信練習を続けながら、送信の練習もはじめましょう。
最初は正確な短点と長点が機械的に出せるエレクトロニック・キーヤー(通称:エレキー)を使用するのが無難です。縦振り電鍵は短点と長点までも自身で正確に作り出さねばなりませんので、正確なリズムをエレキーで養ってから練習するほうがよいかもしれません。以下にエレキーを操作するパドルの打ち方と縦振り電鍵の打ち方の解説とビデオを示しますので、参考にしてください。

エレクトロニックキーヤー(パドル)の操作
解説
右手操作例(動画) E I  S  H  5  T  M  O  コ  Ø  CQ CQ CQ DE JO1ZZZ PSE K
左手操作例(動画)  E I  S  H  5  T  M  O  コ  Ø  CQ CQ CQ DE JO1ZZZ PSE K
右手スクイズ操作例(動画) CQ CQ CQ DE JO1ZZZ PSE AR K

縦振り電鍵の操作
プロ通信士による打鍵「反動式」


必要な資格 (License)

アマチュア無線技士には第1級(1アマ)から第4級(4アマ)まで4段階の資格がありますが、電信(CW)で運用をするためには、3アマ以上の資格が必要になります。 3アマになると、CW(電波形式A1A, A2A, F3A)が許可されるほか、4アマでは運用できない周波数バンド(1.8/1.9MHz帯と18MHz帯)での運用や、4アマの5倍の50Wまでの送信出力などが許可されます。 
3アマの国家試験は2005年10月以降電気通信術(モールスの受信)の試験が廃止され、4アマと同レベル+モールス符号の基礎知識(注)を憶えるだけで取得できるようになりました!(注:実技試験の代わりに、法規の試験でモールス符号の知識を問う形式に変更された)
出力50Wは移動運用として国内のアマチュアに許可される最大の出力ですから、移動運用であれば1アマ/2アマとまったく同じというわけです。

資格取得に関する詳しい情報は、下記のWebを参照。

日本アマチュア無線連盟(JARL) (LINK)
日本アマチュア無線振興会(JARD) (LINK)
日本アマチュア無線機器振興会(JAIA) (LINK)

電気通信術 (Art of Radio Telegraphy)

時代の流れでしょう、アマチュアの電気通信術の内容は以前に比べかなり緩和されてきました。
かつてはアマチュアの国家試験にも受信だけでなく送信の試験がありました。
1アマの和文モールスの試験は1996年からなくなっています。一総通〜三総通の和文電話の試験は2001年6月廃止されました。
2003年にはWRC(世界無線通信会議)でアマチュア無線におけるモールス通信技能保持義務が撤廃され、各国主管庁の判断に任されることになり、2005年10月以降は3アマの試験から音響受信がなくなりました。また、1アマ、2アマの音響受信の速度が毎分25文字に下げられました。そして2011年10月ついに1アマ、2アマも3アマと同じく音響受信の試験が廃止されました。

2010年10月現在各資格の電気通信術の試験内容は次の通りです。

  アマチュア無線資格
  1アマ 2アマ 3アマ
変更前 1分間60字の速度の欧文普通語による約3分間の音響受信 1分間45字の速度の欧文普通語による約2分間の音響受信 1分間25字の速度の欧文普通語による約2分間の音響受信
2005/10月以降 1分間25字の速度の欧文普通語による約2分間の音響受信
[1級・2級共通化]
「法規」の試験においてモールス符号の理解度を確認
[電気通信術試験廃止]
2011/10月以降 「法規」の試験においてモールス符号の理解度を確認 [電気通信術試験廃止]
プロ無線資格
第1級総合無線通信士 第2級総合無線通信士 第3級総合無線通信士
・毎分75字の速度の和文による約5分間の手送り送信および音響受信

・毎分80字の速度の欧文暗語による約5分間の手送り送信および音響受信

・毎分100字の速度の欧文普通語による約5分間の手送り送信および音響受信

・欧文暗語各電文1通の送話および受話

・狭帯域印字電信送信(5分以内に規定の内容を欧文タイピング)
・毎分70字の速度の和文による約3分間の手送り送信および音響受信

・毎分80字の速度の欧文暗語による約3分間の手送り送信および音響受信

・毎分100字の速度の欧文普通語による約3分間の手送り送信および音響受信

・欧文暗語各電文1通の送話および受話

電信デビュー (CW Debut)

 さあ、全ての準備が整いました。あとはON THE AIRでCWの世界に飛び込むだけです。

  1. 相手を探す

    CWができるローカルがいればV/UHFでのんびり初CW QSOの相手をしてもらえばよいでしょう。QRM/QRN/QSBのない安定した状態で安心してCWデビューができます。V/UHFで相手が居ない場合はHFで探すしかありません。確実なのは7MHzバンドです、相手も多く、日中は季節を問わず比較的安定して国内QSOができるからです。 7.025付近に比較的ゆっくりと欧文交信する局が良く出てきます。 
    A1クラブでは毎週土曜日の朝7時頃、7.025MHz+/-QRMでオンエアーミーティング(OAM)を実施しています。OAMではレポート交換だけでもOKですので、まずはこれに参加してみるのもよいでしょう。(レポート交換だけならラバースタンプQSOよりも簡単です、OAMの詳細はこちらを参照ください)
    さらに、通常のQSOのデビューをお助けするためにスケジュールQSOも受け付けています。A1クラブのメンバーがご希望の周波数、時間帯でスケジュールQSOのお手伝いをいたしますのでお気軽にご利用ください。(スケジュールQSOの詳細はこちらのページを参照ください)


  2. 相手の周波数に合わせる(ゼロイン)

    CWの運用では相手の周波数に合わせる(ゼロイン)することが重要なポイントです。(DXのスプリット運用やパイルアップ時などはわざとずらす場合がありますが通常の交信時は周波数利用効率化の観点からもできる限りゼロインしましょう)
    相手が250Hzやそれ以下の狭帯域フィルターなどで受信している場合(コンテストの際はよくあります)周波数が100Hz程度ずれただけで相手には聞こえないということが発生します。
    相手の信号が強力なのにいくらコールしても無視される場合は、まず自分の送信周波数がずれていないか再確認しましょう。初心者がよくやるケースで、RIT(Clarifier)などがONになって自分でも気がつかないうちに周波数が大きくずれている場合があります。  
        
    ↑RITが+90Hz入っている 
    (IC775)
    ↑クラリファイヤーON
    (FT101)

    ゼロインする方法ですが、最近のリグには大抵CWリバース機能というのがあり、相手の信号を受信しながらノーマルの状態のトーンとリバースの状態のトーンが同じになるように周波数をセットすると相手局にゼロインできます。また高級機種にはゼロインをLEDで知らせてくれる機能や、ボタン一つで自動的にゼロインしてしまう機能を備えたリグもでてきました。 さらに、パソコンのサウンド機能を利用したオーディオスペクトラム分析ソフト等を使い受信音と自局のサイドトーンのスペクトラムのピークを一致させる方法などもあります。
    しかし、CQ局にゼロインしようとしてこれらの操作をやっている内にCQが終わってしまうことがあります。珍局の最初のCQをせっかく発見してもゼロインにまごついている間にパイルアップ状態になってしまうなどという悲しいことにななりかねません。
    ゼロインすることは重要なことですが、50Hzの超狭帯域DSPフィルターを入れた状態でCQをだす局はまず居ませんから、最初からピッタリ周波数を合わせるのにそんなに神経を使うことはないと考えましょう。(通常CQを出す側は多少ずれて呼ばれることを念頭に入れて、応答が無い場合はCWフィルターを広げてみたり、RITを回してみたりするものです。)
    500Hz以下のCWフィルターを入れた状態でSが一番強くなるトーンで呼べばおそらく±100Hz程度に収まっているはずです。
    コンテストなどではゼロイン操作の暇など無いですから、自分が使うトーン(ピッチ)を決めて、ゼロインのピッチを体で覚えるまで慣れるのが一番実践的な方法です。

  3. いざ、呼んでみよう

    自分が受信できる速度でコールすること。 相手がゆっくり打ってきたら、親切なCWマンならそれにあわせてQRSしてくれます。 早すぎてコピーできない場合は躊躇なくPSE QRSを打ちましょう。(あくまでも、自分が正確に受信できる速度で送信をすることが重要)
    初めてのQSOでは上がってしまうので普段の受信応力が100%発揮できず、ちょっとしたミスコピーをきっかけにその後全て受信できなくなったという経験談をよく聞きます。受信に自信がないうちは、前のQSOを良くワッチしてあらかじめ相手のQTHやNAMEなどをメモしておくと、落ち着いて自分のQSOができます。
    最初はだれでも失敗します。失敗を恐れず、経験を重ねましょう。CWに慣れるには実践で回数をこなす以外にありません。

    これで貴方も立派なCWマン・CWウーマンの仲間入りです。CWの世界へようこそ!

     

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